Archive for the ‘未分類’ Category

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土曜日, 1月 30th, 2010

香港なう。

香港

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月曜日, 1月 18th, 2010

ものの勢いで、超解像度ディスプレイを買ってしまった。

T221

IBMのT221、22inchのQWUXGAモニタで、表示エリアは3840×2400。解像度は200dpiぐらい。

ぱっと見で、個々の画素はほぼ認識できない。画面いっぱいにPDFを広げると、紙のように見えるレベル。

フル解像度フルスペックで使用するときは、WUXGAの入力を4本入れるのが基本になる。つまり、シングルリンクDVIが4本必要。普通のビデオボードだと、2枚ぐらい刺す必要がある。

1本のシングルリンクDVIでもフル解像度で表示することはできる。ただし、リフレッシュレートは13Hzに制限される。正直いって、全く使い物にならない。

オプションのコンバータBOXを使えば、デュアルリンクDVI1本とシングルリンクDVI1本の計2本で接続することができる。この場合、PCからは2624×2400@48Hz + 1216×2400@48Hzのデュアルディスプレイとして認識させることになる。リフレッシュレートは48Hzが最大。

ただのWUXGAとして使用することもできる。この場合は、シングルリンクDVI1本で普通に1920×1200@60Hz入力ができる。でも実際の画面書き換え速度はどうみても60Hzではなく、おそらく48Hz。WUXGAだと、4画素で1画素を表現する。ClearTypeを効かせると偽色が出るが、とくに問題になるほどではない。全体的な印象としては、CRTを使っているときのような、ドットのはっきりした画面表示になる。

今回、PC側のビデオボードは、GigabyteのNVIDIA GeForce 8600GTS(デュアルリンクDVI x 2仕様)で接続した。T221は中古品なのでコンバータBOXがない。最大解像度で使用するとすると、シングルリンク2本で1920×2400@25Hz x 2の表示が可能だが、微妙にもたつく感じで使用しにくい。

そこで、IT PLAZAの通販でコンバータキットを購入した。純正のコンバータBOXは入手困難である。キットなので、部品の実装は自分でする必要がある。チップ抵抗6個、DVI端子24本、60PIN端子60本。面倒だけど、難しくはない。

キット完成後、最初はシングルリンクケーブルとデュアルリンクケーブルを間違えてうまく動かなかったものの、デュアルリンクケーブルを買い直して、問題なく接続に成功した。ただし、コネクタの手回しネジが物理的に邪魔だったりする部分が一部あった。

25Hzと48Hzでは、全く使用感が違う。というか、基本的に48Hzでないと使いものにならない。まず、マウスカーソルの遅れが耐え難い。

ちなみに、T221の背面には空冷ファンが付いている。実際のところ、PC本体よりも大きい風切り音をだす。あと、ACアダプタがでかい。超でかい。

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火曜日, 1月 5th, 2010

DiskExp.の使用のされ方を調べていたら面白い資料を見つけた。

http://www.ndl.go.jp/jp/aboutus/preservation_01_2006.html

国立国会図書館所蔵の電子情報の長期利用保証についての報告書。資料中「(4)FDマイグレーションの調査」の項に、かなり具体的なフロッピーディスクのデータ移行についての研究結果のまとめがある。

主な利用ソフトにDiskExplorerとNeko Project IIが。

DiskExplorerは国立国会図書館御用達、とか標榜してみるか。

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日曜日, 8月 23rd, 2009

自分用の蔵書データベースがAmazonのAPIに依存しているのだが、つい先日頃から、リクエストにHMAC署名を要求されるようになったため、まともに動かなくなってしまった。

今見たらかなり未整理なコードで、amazonへのGETリクエストがあちこちに直書きで配置されているため更新するのがとても面倒。オープンソースで有名化していればよかったのにね。

ゲームしているときもネットを見ているときもずっと気になって残る体というか内蔵の微妙なむずがゆさがコードを見ている時だけはすっきりと無くなるから不思議。

だけど今はその快適さがむしろ不気味で集中力が30,000/4,294,967,296。

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水曜日, 5月 6th, 2009

ふと思い立ってインドに行ってきた。

写真はphotosynthで(Silverlightが必要かも):
http://photosynth.net/userprofilepage.aspx?user=junnno

適当に撮ったわりには、そこそこ結合されている。色々な難関に阻まれ、今回の旅行で回れたのはデリー、アーグラ、ジャイプールの三都市。photosynthに上げた写真のサイトは、それぞれ次の都市に属する。

デリー:インディア・ゲート

アーグラ:タージ・マハル、アグラ・フォート、タージ・マハル裏、スィーカンドラ、ファーティプル・スィークリ

ジャイプール:アンバー・フォート、ハワ・マハル、 ジャンタル・マンタル

主要な観光地のある街では、とにかく客引きが多い。特に駅前やバス停前などでは歩くのに苦労する。

列車の切符を買うだけで一日かかる。駅前ロータリーの入り口から駅舎に入る100mの間、約20mにひとりの割合でインド人詐欺師が声を掛けてくる。立ち止まってまじめに話を聞くと、偽の旅行会社に案内される。

リクシャーに乗ると、50%ぐらいの確率で目的地に着かない。宝石屋、細工屋、偽の旅行会社。

それらを除けば、インドの治安は悪くない。少なくとも昼間、街中は安全だと考えられる。路地裏の貧民街をぷらぷら歩いていても、不安を感じることは全くない。そもそも、人口の半分ぐらいが、非殺生を守るために、肉を食べないような文化の国なのだ。

リクシャードライバーも、根が素直なので、大声で怒鳴りつければちゃんと目的地まで行く。

というわけで、インド人詐欺師に騙されながら、ぐるぐる回ったデリー市内のGPSログ(Google Earthが必要):

http://junnno.sakura.ne.jp/india/20090429_delhi.kml

GPSの機種はm-241。経度、緯度、高度はもちろん、進行速度や進行方向なども表示できる。また、移動前に原点を設定し、そこからどれだけ離れたかを表示する機能もある。

ログは、設定した時間または距離ごとに記録される。約130,000点の内蔵メモリがあるので、10秒ごとに1日24時間記録し続けても、2週間分を記録できる。電源は単三電池。バッテリライフは通常のアルカリ電池で13?14時間程度。

これを首から下げていると、いろんなインド人が興味を示す。セキュリティでもけっこう質問された。俺の作った木像と交換しようぜ、というインド人もいた。いらんがな。

まあ、なんだかんだで、やっぱりインドはいい国だったよ。

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火曜日, 4月 7th, 2009

二週間ほどまえにふと思いたって、新潟の石油採掘跡を見に行った。

油田跡

油田跡2

ここでは、それほど山深く無い場所ながら、地中から自然に石油が染み出している。古代には「燃ゆる水」として、当時の大津京まで献上されたこともある。

シダ植物で絡めとるような採取方法が、この場所での特徴的な採取方法。エンジンや石油化学の無い古い時代からも、石油は、照明用などとして、それなりに需要があった。

近代になるにつれ、自然に染み出してくる分では需要がまかなえなくなった。

しかしここでは、深いところからポンプで汲み上げるような状況でもなかったらしく、山中に井戸を掘って直接石油の採取を続けた。

その井戸が、いまでも山中に無数に残っている。指定された領域の外に出ないように注意を促す看板があり、実際、歩道ではないところには、そこそこ深い井戸が無造作に残されている。雪の積もった冬に行くと、間違いなく転落する。

油田跡3

油田跡4

近くには石油の採掘の歴史を記録した記念館があるが、行ったときには開いてなかった。冬季休業なのか閉鎖なのかはよく解らない。

このほか新潟には、ポンプを使って採掘していた場所も別にある。

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土曜日, 3月 28th, 2009

冬が終わってしまった。

今年の冬はワカサギ釣りへ二回。青森の方に一回。ボード零回。事故零回。

ワカサギ釣りは、全体的に気温が下がりきらなかったため、凍るのが遅かったし、溶けるのも早かったため、すぐにシーズンが終わってしまった。さらに、近所の溜め池が釣り禁止になっていたので、遠くの溜め池まで遠征にいった。

2月の上旬に、凍って全面雪に覆われていた池が、

ワカサギ釣り

翌週行くとこんなんだから困る。

溶けた池

このときはさすがに引き上げた。

やたらと大きい穴を開ける人がいるのも困る。

ワカサギホール

大人ひとりが余裕で落ちる大きさ。この池では、皆で釣りができる大きな穴を開けて、その上からテントをかぶせるのが流行りらしい。マンホール並みの穴がそこらじゅうにボコボコ開いていた。いつか誰か落ちる。

青森の方に出かけたのは、3月の上旬ごろだったが、まだかなり雪が残っていた。

岩木山

岩木山は山らしい山だ。平地にほとんどソロで立っているので、どこから見ても岩木山。

津軽半島は太宰治の生家。心中好きの鬱作家だ。

太宰治のいえ

和洋折衷

階段

1階は農家的な造りでありながら、蔵もあり、カウンターもあり、事務所もあり。2階には洋間があり、和室もあり。階段は洋風ながら、寄木のような装飾も施されている。和洋折衷。

太宰治

おお、太宰治、うまれてしまうとはなにごとだ!

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木曜日, 3月 26th, 2009

数年前にゼンリンの電子地図Z8を購入していたものの、Google mapとかMapionとか国土地理院地形図閲覧サービスとかのオンライン系地図が便利すぎるため、インストールするのが面倒で使っていなかった。

そもそも、地図の鮮度や詳細度、閲覧操作性、検索性、どれをとっても、明らかにオンラインサービスのほうが優れているのだ。旧世代のインストール型の地図プログラムなどは起動する必要が無かった。

が、ここに来てInspiron mini 9を車に搭載して移動することを思いついてから、俄然その輝きを増してきた。どうしてこんな簡単なことが思いつかなかったのか、不思議で仕方ない。ネットに繋げた状態でオンライン地図のキャッシュを目一杯溜め込んで出かけよう、と思ってキャッシュを溜め始めた所で、ようやくZ8のことを思い出した。

やはり詳細な道路地図が見れるときと見れないときでは、道の迷い方が全然違う。

これまで東北道路地図と全国道路地図の各一冊だけで、徘徊の旅を続けていた。こういう地図にはほとんど幹線道路しか載っていない。なので、現在地の特定が難しいし、交差点の微妙な連結具合がわからない場合も多い。直進と右左折を数え間違えると当然迷う。上左下左。

Z8だと、最低限の道の繋がりはデフォルトで全国どこでも表示できる。目立つ建物も登録されているので、現在位置の把握も容易。街中に迷い込んだとき、行き止らずに脱出できるようになった。

ただし操作性は最低だ。右クリック+ドラッグでスクロールする奇妙な操作方法。トラックパッドだとやりにくい。あとホイールのズームUP/DOWNが直感と違う。入れ替えもできない。あと標高の高いところで3D表示にすると海しか表示されない。検索の操作性も複雑。最近のバージョンだと改良されているんだろうか。

いちばんの問題は詳細データを全部入れると8GB弱の容量を占有すること。早くSSD安くならないかな。

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金曜日, 3月 20th, 2009

googleのトップがはらぺこあおむしだったのを見て、クリシュナムルティを連想して検索した。どういう構造のつながりがこの連想を生んだのだろう、と考えると、音節の数が同じだということに気が付いた。

クリシュナムルティはかなり本物だと思う。何が本物で何が偽物か、というと、あまり上手く説明できないのだが。とりあえず、優しくないし、親切でもない、というところはポイントだ。大衆化された宗教や思想は、基本的にはとても親切だ。

擬似科学と大衆化された宗教の構造はよく似ている。「悟りの存在は実証済み!」と言い切っちゃったほうが、宗教っぽくて、みんな信じる。でも残念ながら、そういうものではないのだ。

研究は、その分野でトップに立ったと感じて、ようやく人並みになったと感じるのが普通だ、というようなことを、森博嗣がどこかで書いていた。その通りだと思う。

思想の分野も、行き着くところまで行って初めて人並み、だ。

自然科学の場合は、長年にわたって検証されてきた頑強な仮説パッケージ(通称 巨人の肩)があり、そこから各人が勝手に拡張して行けばよい。だが思想は、各々でブレイクダウンとリビルドを繰り返して作るか、場合によってはフルスクラッチで組み上げる必要があり、人並みになるのさえ容易ではない。

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水曜日, 3月 18th, 2009

休眠中のGPUを動かしたくなって、数週間前に購入したMirror’s Edge。

とても面白い・・・のだが、物凄い勢いで酔うから困る。大体1ステージの1/3、時間にして30分?1時間もプレイすれば眩暈と吐き気で続けていられなくなる。中間ポイントが細かく区切られているため、少しずつ進んでいるものの、慣れた人なら1日?2日で終わるゲームが、いまだに終わらない。

一人称視点+縦揺れ+めまぐるしく変わる視点+主人公のブレス+3Dサウンドに加えて、常に逃げ続けなければならない緊張感が、3D酔いを加速するポイントだと思われる。

FLASHの半公式2D版もあった。本家の雰囲気のいいところをよく抽出して、上手く仕上がっている。

http://www.mirrorsedge2d.com/

しかし2D版なら大丈夫かと思いきや、BGMと効果音を聴くだけで条件反射的に酔ってくるから困る。