43

ものの勢いで、超解像度ディスプレイを買ってしまった。

T221

IBMのT221、22inchのQWUXGAモニタで、表示エリアは3840×2400。解像度は200dpiぐらい。

ぱっと見で、個々の画素はほぼ認識できない。画面いっぱいにPDFを広げると、紙のように見えるレベル。

フル解像度フルスペックで使用するときは、WUXGAの入力を4本入れるのが基本になる。つまり、シングルリンクDVIが4本必要。普通のビデオボードだと、2枚ぐらい刺す必要がある。

1本のシングルリンクDVIでもフル解像度で表示することはできる。ただし、リフレッシュレートは13Hzに制限される。正直いって、全く使い物にならない。

オプションのコンバータBOXを使えば、デュアルリンクDVI1本とシングルリンクDVI1本の計2本で接続することができる。この場合、PCからは2624×2400@48Hz + 1216×2400@48Hzのデュアルディスプレイとして認識させることになる。リフレッシュレートは48Hzが最大。

ただのWUXGAとして使用することもできる。この場合は、シングルリンクDVI1本で普通に1920×1200@60Hz入力ができる。でも実際の画面書き換え速度はどうみても60Hzではなく、おそらく48Hz。WUXGAだと、4画素で1画素を表現する。ClearTypeを効かせると偽色が出るが、とくに問題になるほどではない。全体的な印象としては、CRTを使っているときのような、ドットのはっきりした画面表示になる。

今回、PC側のビデオボードは、GigabyteのNVIDIA GeForce 8600GTS(デュアルリンクDVI x 2仕様)で接続した。T221は中古品なのでコンバータBOXがない。最大解像度で使用するとすると、シングルリンク2本で1920×2400@25Hz x 2の表示が可能だが、微妙にもたつく感じで使用しにくい。

そこで、IT PLAZAの通販でコンバータキットを購入した。純正のコンバータBOXは入手困難である。キットなので、部品の実装は自分でする必要がある。チップ抵抗6個、DVI端子24本、60PIN端子60本。面倒だけど、難しくはない。

キット完成後、最初はシングルリンクケーブルとデュアルリンクケーブルを間違えてうまく動かなかったものの、デュアルリンクケーブルを買い直して、問題なく接続に成功した。ただし、コネクタの手回しネジが物理的に邪魔だったりする部分が一部あった。

25Hzと48Hzでは、全く使用感が違う。というか、基本的に48Hzでないと使いものにならない。まず、マウスカーソルの遅れが耐え難い。

ちなみに、T221の背面には空冷ファンが付いている。実際のところ、PC本体よりも大きい風切り音をだす。あと、ACアダプタがでかい。超でかい。

Leave a Reply