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Inspiron mini 9を買った。Windows XP, 1GB RAM, Atom N270 1.6GHz, SSD 16GBで47,591円。
これで、いつでもどこでもNetHackがプレイできる。購入目的の半分ぐらいがそれ。しかし存外にキーボードが打ちにくいため、若干挫折中。エクストリームNetHackの道は険しい。
ゼロスピンドル・ファンレスなので、動作音は全くない。ThinkPadみたいに、コンデンサが鳴いたりもしない。ファンレスながら、負荷をかけた状態でも、許容できないほど熱くなったりもしない。Libretto L1は発熱する部分が偏っていて若干気持ち悪かったが、それもない。
ネットで調べたところだと、初期状態でSSDが圧縮されているということだったが、実際に届いたのは圧縮されてはいなかった。年明けになって、改善されたらしい。
とりあえず環境構築として、ERAMを使ってRAMディスクを作成し、 テンポラリフォルダを退避した。ERAMはFATでフォーマットされているが、OSがデフォルトでNTFSのドライバしか読み込まないようになっているため、FASTFATを有効にする必要があった。
ボトルネックになるSSDへの書込みアクセスを抑えるため、インデックス作成を無効に設定。Google Desktopもアンインストール。ページファイルもなしに設定。 復元ポイントの作成は、最初から無効になっている。
休止状態は微妙ながら、とりあえず有効にしてみた。メモリ退避にはやや時間がかかるが、十分実用的な速度。いずれ物理駆動しているわけではないので、指示後、直ちに放り投げても問題ない。休止状態からの復帰はさすがに速い。
ただし、それなりに大容量の書込みになるので、SSD寿命が気になる。まあ、16GBの内蔵SSDの寿命が来るころには、160GBの高速SSDが安価に買えるようになっているに違いない。
製品にはリカバリディスク(2枚)が付いていた。どのように使うのかは不明。SDカードに落とせたり、ネットワークインストールに対応していたりすると良いのだけれど。
Visual C++ 2008 Express Editionをインストールしてみる。最初はテンポラリフォルダ(RAMディスク)の容量が足りずに失敗。RAMの容量を上げて再起動したら、今度はRAMディスクそのものが作成されなくなった。OS上メモリでは、128MBぐらいが確保の限界らしい。
仕方がないので、SDカード上にテンポラリフォルダを設定して再挑戦。死ぬほど時間がかかるので中断。デスクトップ機のHDDをネットワークドライブに割り当てて、テンポラリフォルダに設定。 そこそこの速度で進むが、また途中で失敗した。
ここで、USB接続のHDDが眠っていたことを思い出す。接続し、テンポラリフォルダを再設定。時間はかかるが、インストール成功。苦労したものの、普通に動く、としか言いようがない。
動画再生テスト。DVD品質のmpeg2は問題なく再生できる。VGA解像度ぐらいのH.264もOK。60fpsも単体ならぬるぬる動く。ただし1280×720はNG。なので、性能的にはPentium 4レベルと思われる。
外部ディスプレイ出力は、24インチワイドの1920×1200でもちゃんと表示してくれる。ただし、デジタル出力に慣れていると、mini 9のアナログ出力はかなりボケて見える。 しかし、実際のところ、滲んでいた方が文字を読みやすいことに気づいてしまった。
欠点としては、敢えて繰り返すと、やっぱりキーボードの配列が変態的過ぎる。キーピッチが均等でないし、ホームポジションがセンターから微妙に左にずれているため、最初にキーに触れるとき、どうしてもひとつ右にずれてしまう。あと、Librettoを使っていたときの癖で、自然にアキュポイントを探してしまうのも困るが、これは比較的どうでもいい。