(494) 隔日記 0xDA/0x100
by junnno'
at 2005/03/29 02:25:15
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隔日記 0xDA/0x100
早朝に早々に起床した面々は、超豪華朝食を食べて超元気に。 というわけでもなかった。 長時間の温泉は体力を奪うので気を付けましょう。
夜中異常に熱くて汗をかいたので、また朝に軽く温泉に入った。 精神的爽快感は、身体的体力といくらか引き替え。
下呂温泉のおみやげ品を買って、高山へ。
温泉まんじゅう。 下呂温泉チョコレートもち。 観光地名前入り土産は、とりあえずの思考停止の定番。
高山からバスで飛騨の里へ。 招金横丁、とかかれた土産物屋商店街。 土産者屋前の巨大招き猫は突然手を招き出すから注意が必要。 われわれ観光客から金を搾り取ろうという意志の露骨な現れか。
飛騨の里には、飛騨の各地から移築された昔作りの家、 合掌造りの家が移築されて解説を加えながら展示されている。 いろりの上にある竹の煤の付き方に年季が入っている。 鍋を吊っている紐に掛けられた魚型の木の留め具みたいのはどうやって使うんだろう。
4階建て、5階建ての高さの家が木造で建っているが、大したものだと思う。 200年でも300年でも持ちそうな重厚さがある。 少しずつ補修を繰り返しながら維持してきたのだろうけど、 フル木造にして全く弱いところが見あたらないのが凄い。
うまごや(無料)に次回さるぼぼ教室のごあんないの看板が。 なんだこりゃ。
世界のアンティック館。
ここにはガイガーカウンター鳴りまくりのウランガラスが大量展示されている。 館長のおじさんがかなり怪しい感じの、いかにもアンティークコレクターな感じの人だった。
天然ウランは半減期45億年のウラン238が99.3%で、半減期5億年のウラン235が0.7%。 半減期5億年がめちゃくちゃ危ないけど、45億年の方もそれなりに放射能があるらしい。 放射線?それって食べられる?という時代に作られたものだろうから、 ガラス工の人たちは大変だっただろうなあ。
一旦ガラスになってしまえば、ウラン由来の放射線はほとんどガラスに吸収されて出てこない。 それでもウランガラスをアクセサリーとして装備するのはお薦めできない。 生体システムが修復する速度以上で遺伝子を破壊されると、困ったことになる。
館長は酸化ウランのペンダントを付けてましたけどね。 天然ウランは健康にいいんだ!と言ってたけど。
樽にウランと水を入れて20時間ばかり放っておくと、水が美味しくなるらしい。 それって、水を溜め置きにするせいで塩素が抜けてるだけじゃないのかな、と。
でもウランガラス製のメダリオンみたいのを一個買う。 念写の実験でもしてみようかなと思ったので。 わざわざ奥の方からガイガーカウンターを出してきて放射能を測定してくれるサービス付き。 買ったガラスは、10count/secぐらいのγ線を出す程度の能力。
昼食は高山ラーメン。 正統派のラーメンらしいラーメンだった。 よく分からないけど多分魚のだし、おそらく醤油味、油控えめ、ちぢれ麺。 こういうのを食べると、とんこつラーメンとか味噌ラーメンは、 果たしてラーメンと言っていいのかどうか疑問に思う。 教えてラーメンマン。
古い町並み、と名付けられた確かに古い町並みを通って、陣屋へ。 陣屋は江戸時代の役所みたいなものだ。
確かに、役所だった。 代官の部屋、伝令控えの部屋、裁きの部屋、会議室、客間、などなど。 全部屋畳敷きだけれども、どの部屋も役所のシステムに完全に対応する。
ギザギザの床の上に正座して上から石を抱かせる拷問器具が展示してあった。 うわあ。本物見たの初めてだよ。 実際使ってたんだなあ、と。 悪人に人権はない。
牛玉焼。 たこ焼きのたこの代わりに牛肉が入っている、 飛騨牛で有名な飛騨地方の特産品。
生地の味つけは上々。 牛肉は美味しい。 集合論的に言って美味しいはずだが、実は普通。
そろそろ帰りの時間。 まだ4時半と早いが、特急で岐阜まで1時間半、 さらに岐阜から京都まで2時間かかるのでわりとぎりぎりの時間。
岐阜地方の電車では乗客がみな押し黙っているのが印象的だった。 こんなところに感じるのが地域差。
で、実はこれが卒業式の前日。 まあ別に大したこと無いけど。 お疲れ様でした。
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